ヒューマンエラーの分類
こんにちは。今回はヒューマンエラーについて取り上げます。しかし、あまり詳しくないため、表面的な話をなぞるだけになることはご容赦ください。
ヒューマンエラーについて
悲しいことにミスは避けることはできません。残念ながら人はミスをする生き物です。私はミスだらけで半世紀近くを生きてきたように思います。私のミスはニュースになっていませんが、大きな自動車事故が連続で起きていることもあり、連日報道されています。
このようなミスを未然に防ぐことができるよう、様々な分析がなされています。
エラーの種類
スリップ・・・わかっているのに、急かされるなどによりついつい間違ってしまうエラー
ミステイク・・・そもそも誤解していることで引き起こされるエラー
ラプス・・・単純に忘れていた場合
これらのように単なる「誤り」としないで、どのようにして誤ってしまったかを分類しておくと再発を防ぐことができそうです。
ヒューマンエラーの要因
大きく3つの要因が考えられます。
- 一緒にやっている人や会社の雰囲気などの社会的なレベルによるもの
- 部屋などに起因する環境レベルによるもの
- 個人の要因による個人レベルによるもの
SRKモデル
また、別の分類もあります。RasmussenのSRKモデルでは次のように示されています。
- 技能ベース(Skill Base)で起こるslip
- 規則ベース(Rule Base)で起こるmiskate
- 知識レベル(Knowledge Base)で起こるmistake
Reasonによる分類
Reasonは不安全行為を意図していない行為と位とした行為に分けてさらに細分化しています。
不安全行為
+意図しない行為[Slip(注意の失敗)、Lapse(記憶の失敗)]
+意図した行為[Mistake(ルールベースのミステイク)、Violation(日常的な規則違反)]
エラー防止対策の発想手順
上のリンク先のスライドでは、自治医大の河野先生がエラー防止対策の発想手順を次のように示しています。
- やめる(なくす)
- できないようにする
- わかりやすくする
- やりやすくする
- 知覚能力を持たせる
- 認知・予測させる
- 安全を優先させる
- できる能力を持たせる
- 自分で気付かせる
- 検出する
- 備える
今回の題材を深く理解していないのに取り上げたことは失敗だったのかも・・・
直接エラーの対策を書いているわけではないのですが、ユーザインタフェースを設計する場合などに参考になると思います。
今回は短いのですが、これでおしまいにします。それではまた。
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